妖怪天国 その2


小学校低学年の頃だったと思う‥。
私はついに妖怪を見た!!(大丈夫か‥ 汗)

奴の名は「天井下がり」。
天井に逆さにぶら下がって、こちらを眺めているだけの極めて無害な奴である‥。

ある晩‥
ふと目を醒ますと、なんと天井に奴がぶら下がっていた!
ビビりながらも、目を凝らす私‥。
しかし、奴は次の瞬間には掻き消えてしまっていた‥。

朝、「夢だったんだろうか‥」とドキドキしながら天井をチェックする私。
人面にライオンのようなたてがみを生やした、意外に虚弱っぽい容貌の妖怪。
水木しげるの「妖怪大百科」そのままの姿であった(←幻覚見るまで読み込むな〜)。
そして、「大百科」の解説通りならば、天井には「穴」が空いているはずなのである!

なんせ大百科には
「ここで驚いてはいけない‥。驚くと(天井下がりの方が)びっくりして、天井に穴を空けて逃げてしまうのだから‥」
とかなんとか、奴と出会った時の注意書きまで書かれているのである。

しかし‥
当時、団地に住んでいた為か、その「穴」はなかった‥。



やっぱり、夢だったんじゃろか〜〜!!(気になる‥)



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