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▼ メドゥーサ(ゴルゴン)

 私を見ないでぇぇえ!!(号泣)


 髪の毛の一本一本が蛇で、姿を見たものを石に変えてしまうという、ギリシア神話でもおなじみの怪物。
 ゴルゴン三姉妹の末っ子(※1)。

 英雄ペルセウスに倒されたことで(※2)一躍有名モンスターとなったメドゥーサ。
 しかし、意外にも、昔の彼女は化け物とは縁遠い、見事な金髪を持った美し〜い乙女だった!

 ところが、美女というだけで不幸が襲いかかるのがギリシア神話!?(冗談よ)。
 スケベ親父発進〜!!…てなわけで、今回の元凶は、海神ポセイドン。
 美しいメドゥーサを見初めた彼は、よりにもよって潔癖性のアテナ女神の神殿で、よりもよってな行為を…… まぁ契りを交わしてしまったわけである。

 当然、アテナはブチ切れ(※3)。メドゥーサは、アテナとポセイドンの奥さんアムピトリーテー(※4)の呪いを受けて、蛇の髪に猪のような牙を生やした恐ろしい顔と、青銅の腕と黄金の翼を持った怪物に変えられてしまった。

 これじゃあ、あまりにむごい!(ポセイドンにはお咎めなしかい!)
 メドゥーサの姉二人はアテナに抗議するが、同じく怪物に変えられてしまう(とばっちり〜ん!)。

 こんな姿、人目にさらせないっ……と、遙か世界の果てに住まうゴルゴン三姉妹(※5)。
 しかーし、これくらいじゃアテナの怒りは収まらなかったらしい(憶測)。
 アテナは、ゴルゴンの首を狙う英雄ペルセウスに助言を与え、メドゥーサの首を刎ねさせたのである(※6)。

 この時、メドゥーサの首の切り口からは、血しぶきとともに、ポセイドンとメドゥーサの子供……翼をもった白馬ペガサスと黄金の剣を持った戦士クリュサオルが生まれ出た(ちゃーんと体内で育ってたのねん)。
 その後、メドゥーサの首はアテナに献上され、彼女の盾の中央に飾られたそーな…(報われん…)。


※1 ステンノ(強い女)、エウリュアレ(遠くに飛ぶ女)、メドゥーサ(支配する女)の三姉妹。
 
※2 ペルセウスの回を参照〜!

※3 アテナよりも自分の方(髪)が美しい…とメデューサが自慢したため、怒りを買ったという説もある。

※4 アムピトリーテーの回参照。

※5 夜と昼の境が接する世界の果て、ヘスペリデスの園の近くに棲んでいるとか(ヘスペリデスの回参照)。
   ゴルゴン姉妹の居場所は彼女らの姉妹であるグライアイ三姉妹しか知らない(グライアイの回を見てね)。

※6 姉妹の内で一人だけ不死の体を持たないメドゥーサが狙われた。


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